メールマガジン(7.30)

委託する「水泳」は学校体育と呼べるのか

 「今日プール入れる?」かつて気温が低いときに子どもたちから投げかけられた質問が最近は暑すぎるときにも聞かれるようになったが、水泳に対する子どもたちの意欲が感じられ、嬉しくなる。担任時代に泳げない子たちを何とかしたいと指導してきた身としては、水泳が、他領域と比較しても、技能の伸びを感じられる大変貴重な領域であることは断言できる。一方、他に目を向けるとプールの老朽化、温暖化を理由に水泳をスポーツクラブに委託する自治体、学校が増えている。時程を組み換え、スポーツクラブまでバスなどで移動をして、子どもたちへの指導もインストラクターに任せている水泳を、果たして「学校体育」と呼んでいいのか、抵抗を感じるのは私だけではないだろう。「これまでやっていたから」という理由だけでは、「なぜ一教科の一領域である『水泳』だけなぜ特別扱いなのか」という批判に答えることはできないだろう。

 前回、近藤先生が「スポーツクラブに参加はしているものの、学習を通じて有意な知識や習慣が本当に身についているのか疑問に感じることもある。」と述べられていたように、「学校体育」の理念を追究していく中で、この課題に対しても正対していきたい。

東京学芸大学附属竹早小学校 佐藤 洋平

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□巻頭言
  委託する「水泳」は学校体育と呼べるのか
   東京学芸大学附属竹早小学校 佐藤 洋平
□【締め切り間近!】第29回体育授業研究会熊本大会について
□事務局より
 ・体育授業研究会Facebookについて
 ・年会費納入のお願い
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