「たくさんの成功を体育授業で!」
「運動が好き」な子どもを育てるために、体育授業を通して子どもたちに「できる!」「できるようになった!」という経験をたくさんさせたいと思っています。そのためには、何をもって成功とするのか、その成功をいかに認知させるかが重要だと考えています。
バスケットボールの授業を例にあげると、子どもたちは「シュートが入った」ことだけを成功と捉えがちです。ただ、シュートはそれまでの一連のプレーの結果として生まれるものであり、シュートに至るまでの「空いているスペースに走れた」「フリーな人にパスを出せた」「ノーマークでシュートを打てた」といった場面もそれぞれが成功といえます。
このような過程に目を向けさせることで、子どもたちは多くの成功体験を得ることができ、自信や意欲につながっていきます。私は、このような小さな成功が積み重なる場面を数多く提供し、仲間と共有し合い、互いに認め合える楽しい体育授業を目指しています。また、こうした体育授業を実践できる教員を育てていきたいと考えています。
群馬大学 鬼澤 陽子
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□巻頭言
「たくさんの成功を体育授業で!」
群馬大学 鬼澤 陽子
□第29回体育授業研究会熊本大会について
□事務局より
・ニュースレターNo45について
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