メールマガジン(3.19)

「知識の重要性」
 1月に大学入学共通テストが実施されました。その数日後のネットニュースで次のような記事を目にしました。大学入学共通テストをChatGPTに解かせたら、9科目で満点であり、15科目の平均得点率は97%だったそうです。そして、満点科目が出たのは今回が初めてだったということです。私たちがこれまで学習をしてきた知識には、どれだけの意味や価値があるのでしょうか。
 一方で、私が大学でお世話になった先生方は、膨大な量の知識を有しておられます。膨大な知識があるからこそ、さまざまな視点から関連づけて思考し、言葉として表出されているのだといつも思い知らされます。知識の量がなければ思考の深さは生まれないということです。この点を最近ではボール運動領域に当てはめて考えています。ボール運動領域における思考・判断は指導することも評価することも難しいと思います。まずは、この思考・判断を支えている知識を整理することから始めてはいかがでしょうか。私は、単元の中でどのような知識を用いて判断するのかをフローチャートのように構造化してから授業を行うことに現場の先生方と取り組んでいます。
 AIが進化してきた時代だからこそ、改めて人間の持つ知識や思考を大切にした授業づくりを再考していきたいと思います。
 中西 紘士(広島修道大学)

◆◆◆◆◆◆◆◆ CONTENTS◆◆◆◆◆◆◆
□巻頭言
「知識の重要性」
 中西 紘士(広島修道大学)
□事務局より
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