メールマガジン(10.28)

体育授業において「速く走ること」を教える意義
  
 「スポーツの秋」本番となり、地域によっては運動会が行われるなど、子どもたちが元気いっぱい運動する姿が見られるようになりました。最近、筆者も小学生への「かけっこ教室」を行う機会があり、子どもたちが無我夢中に「かけっこ」に親しむ光景を目の当たりにしました。「かけっこ」(走の運動)は、陸上運動系の授業で取り上げる内容ですが、運動会、体力テスト、連合陸上大会など、学校教育活動の様々な場面で登場するものであり、あらゆるスポーツの基礎・基本です。また、休み時間中の鬼ごっこで「追いかけっこ」をしたり、体育の授業中、次の場に移動する際に全力で「ダッシュ」したりと「速く走ること」は子どもたちにとって、日常茶飯事であると言っても過言ではありません。
 「速く走る力があることは、陸上はもとより、サッカーやバスケットボール、野球など様々なスポーツを楽しむことにも繋がる」そういった「速く走ること」の意義を伝えつつ、子どもたちに走り方を教えることで、豊かなスポーツライフを築くためのきっかけを作りたいと考えています。
 陳 洋明(国士舘大学)

◆◆◆◆◆◆◆◆ CONTENTS◆◆◆◆◆◆◆
□ 巻頭言
 体育授業において「速く走ること」を教える意義
 国士舘大学 陳 洋明
□ 令和7年度冬の研修会のお知らせ
□ 機関誌『体育授業研究』第28巻について
□ 事務局より
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