メールマガジン(12.13)を配信しました。

「すべての子どもが運動・スポーツの魅力に出会うために」 

 体育授業で取り扱う運動・スポーツには多くの魅力が存在しています。新しい動きが身に付きできなかったことができるようになったり、動きが上達して試合に勝てるようになったり、自分の記録を達成できるようになったり、勝敗を喜んだり悔しがったり、勝敗を超えて尊敬できる相手と出会ったり、フェアに競争することの清々しさを感じたり。これは「自分の可能性を拓く」という魅力といえるかもしれません。これらの魅力が子どもに与える影響力は大きく、その効果も大きく期待されています。
 実際、体育授業が嫌いだったり、運動が苦手だったりする子どもが運動・スポーツのもつ魅力に触れ、自分の可能性に触れたときに見せる明るい表情、輝く目はとても印象的です。しかしながら、運動やスポーツの魅力に子どもを触れさせることのできなかった体育授業によって体育授業嫌いや運動嫌いを生み出してきたこともまた事実です。多くの子どもたちが体育授業で運動・スポーツの魅力に触れることができるようになることは、私たち運動やスポーツの魅力を知る体育指導者の大きな仕事であると考えます。すべての子どもが運動・スポーツの魅力に出会い、体育授業嫌いや運動嫌いを生み出さない体育授業の具体を、全国の先生と検討できる体育授業研究会の役割は今後ますます大きくなると確信します。
            香川大学 米村耕平

◆◆◆◆◆◆◆ CONTENTS◆◆◆◆◆◆◆◆
□ 巻頭言
「すべての子どもが運動・スポーツの魅力に出会うために」
 香川大学 米村耕平
□ 第25回体育授業研究会東京冬大会案内
□ 「体育授業研究」第24巻のお知らせ
 流通経済大学 福ヶ迫 善彦
□ 事務局より
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