メールマガジン(8.8)を配信しました。

『体育授業への思い』を確立してくれる体育授業研究会 
 
 残念なことに、私のゼミの卒業生である若手の先生方の中には、様々な業務に忙殺される中で、少なからぬストレスや多忙感を感じ、授業改善に取り組むことができていない方もいます。他方で、ゆとりがなく、忙し過ぎる学校現場の状況の中でも、偶然にも授業を参観してくれた先輩の先生の助言や、子どものわずかな変化を偶然にも目の当たりにする等、偶然の出来事を契機として、授業改善や授業力向上への突破口を見いだす若手の先生方もいます。
 では、学校現場の中で成長の契機となる偶然の出来事が訪れなければ、若手の先生の授業改善や授業力向上は期待できないのでしょうか。突破口を見いだした若手の先生方に共通することは、授業力向上のための偶然の出来事を引き寄せた、あるいは、その出来事に気付くことができた構えが存在しています。その構えとは、当たり前のことかもしれませんが、自身の授業改善や授業力向上を志向する「体育授業への思い」を持ち続けることだと思います。
 体育授業研究会は、学生さんや若手の先生方に成長の契機となる偶然の出来事を必然にするための「体育授業への思い」を確立できる会であると確信しています。私が勉強熱心な学生さんや先生方だけでなく、体育授業に興味・関心の低い学生さんや若手の先生方を積極的に本会にお誘いする理由はそのためです。
 日本女子体育大学 須甲 理生 

◆◆◆◆◆◆◆◆ CONTENTS◆◆◆◆◆◆◆
□ 巻頭言
『体育授業への思い』を確立してくれる体育授業研究会  
  日本女子体育大学 須甲 理生
□ 【お詫びとお願い】第26回体育授業研究会新潟大会
□ サークル提案研究について(報告)
□ 事務局より
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