メールマガジン(2.28)

「若手の味,ベテランの味」 
 
 研究授業等で各地の学校にお邪魔させていただく機会があります.そこで感じるのは「先生方の雰囲気」です.学校全体の体育のテーマがあって,それに向かって一丸となった取り組みをしている学校では,先生方がお互いに意見を発することができているとともに,顔を向け,視線を合わせながら聞き合う姿があるように思います.
 若手の先生方は,当然ながら経験は浅いわけですが,「でも若手の言うことにも一理ある」とばかりに真剣に頷きながら話を聞き,それに対して,ほどよい形で受容し,アドバイスし,「また一緒に研究を続けよう」と伝えるベテランの存在があるように感じます.そこには若手の味とベテランの味があり,それぞれが混ざり合い,尊重し合う前向きな雰囲気があります.この教員集団が創る授業なら,子どもたちも生き生きするだろうな,と感じさせられる瞬間です.
 授業で子どもたちが声をかけ合いながら学ぶのと同様に,私たち教師もまた,互いに意見を重ねながら,明るく勢いのある授業研究を進めていきたいものです.先生方の学校,学年の今年度の取り組みは,いかがだったでしょうか? 今年一年の研究を振り返り,「よいチームで,よい授業研究を!」を合言葉にして次年度への準備をしていきましょう.
 細越淳二(国士舘大学)

◆◆◆◆◆◆◆◆ CONTENTS◆◆◆◆◆◆◆
□巻頭言
「若手の味,ベテランの味」 
 細越淳二(国士舘大学)
□サークル提案研究(第7期)の募集について
□事務局より
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